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「マクロ経営学から見た太平洋戦争」
近々DVDが発売予定の「永遠の0」
最近は「アナ雪」で目立たないものの、空前のヒットとなった本作だけに、私も例漏れず百田さんの書を読み、映画館にも足を運んだ。
そしてその後は「永遠の0」にInspireされ、太平洋戦争関連の書を読み漁った。

その中の一つに、「マクロ経営学から見た太平洋戦争」(森本忠夫著)がある。

タイトルの通り、15年戦争と呼ばれた太平洋戦争の道程を国家経営学(マクロ経営学)の視点で分析。
当時の日本を司った夢見人共が糸の切れた凧のように迷走した様を詳細なデータで見事に炙り出している。

詳細なレビューはAmazonのレビュー欄だのに譲るとして、今回紹介したいのは、その「あとがき」
 
この本を読んだ学生の感想として紹介している、こんな一節がある。

「日本が成長を続け世界の経済大国になる過程で、日本の政治家たちは、かつての軍国主義者が陥ったと同じような「自己陶酔」に嵌まり、バブル景気期には完全に「我を見失う」ほどまでになってしまった。「そして、バブル経済の崩壊を迎えるにあたって、地価や株式の暴落や金融システムの破綻といった構造的不況に陥っている状況においても、自己分析能力のない政治家たちは楽観的な見通ししか立てられず、小手先の改革によって世論を欺くしかできない。(中略)このことからも現在なお、過去の成功例に酔いしれ、自己を客観的に分析できない日本的体質が残っていることがわかる。ぼくはこの本を読んで、日本人的特質・世界先進国の中でひと際特異な文化を持つ日本の短所、それによってもたらされる悲劇を教えられたような気がした」」

自己陶酔、小手先の改革・・・まさに今の政治にあてはまるワード。
2011年3月のあの出来事によって、いい意味で変わりつつあったこの国に住む人々のマインドセット。
しかしながら、あの出来事以降に打ち出される政策一つ一つが、人々の思いと同調し、日本のあるべき姿を正しく示しているのか理解に苦しむ現状。

再びやってくる8月を前に、二度と同じ悲劇がもたらされないよう、少しばかり日本の将来を憂いて。
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